2010

06.23

変額年金保険ってお得?

円高の効果もあり、ひそかに外貨建ての個人年金保険がはやっているらしい。

そもそも、変額年金保険ってどういうものかというと、

運用成績によって、死亡保険金や解約返戻金、満期や年金額が変動する保険商品です。

外貨建ての商品の場合、円高や円安、外国の金利動向などによって年金額等が変動するものです。
たとえば、円高の今のうちに、比較的金利の高い外国で運用される保険に加入しておけば、そのうち円安がきて、しかも日本で運用しているよりも利率がいいため、元本より多くなって戻ってきますよ。ということになります。

絶対ではありませんが、私もこのような結果になる可能性が高いとは思っています。

また多くの変動型年金保険満期時の元本保証をうたっています(保険会社が倒産しなければ)。リーマンショックの時には、この元本保証が足をひぱって変動型の商品が多くの保険会社で一時販売停止になりました。

ここまで見ると、いい商品に見えますが、実は、結構手数料が高いんです。

まず、年金保険は投資信託等のファンドと呼ばれるもので運用されるのですが、その投資信託に係る手数料は銀行などで、直接投資信託を購入するときと同じ手数料が取られます。

また、死亡保険金などの保険金を支払うためのコストや、保険会社の営業マン等に支払ったりする事業としてのコスト、それに変動するものを無理やり元本保証にするコストなどが、購入時と預けている期間の両方で手数料として負担させられるものがほとんどです。

以前複利の力を効率よく使うには、コスト削減が一つの方法だと書いたことがありますが、まさに逆をいく商品だといえるのではないでしょうか。

生命保険としての性質や、税制をうまく使うため(今年からそのメリットも薄れましたが)などを加味すれば加入する価値も生まれるかもしれませんが、

資産運用をするため、という目線で見ると、あまり好ましい商品とは思えません。
私的には変動型の保険に入るくらいなら、直接投資信託を購入した方がいいと思っています。

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